今回は、Silverの「運用管理 - バックアップ方法(ファイルシステムレベルのバックアップとリストア)」からの出題です。
ファイルのコピーなどでバックアップを作成する前に、必ずデータベースを停止する必要がある。
ログアーカイブの運用をしているのであれば、バックアップ作成時に、データベースは停止してもしなくても良い。
ファイルシステムのレイアウトを正確に理解すれば、テーブル単位でバックアップとリストアを実行できる。
ファイルシステムのレイアウトを正確に理解すれば、データベース単位でバックアップとリストアを実行できる。
テーブルやデータベース単位でバックアップすることはできず、必ずデータベースクラスタ全体のバックアップとリストアを実行することになる。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2018年3月13日
データベースクラスタのファイルをコピーすることで物理的なバックアップを作成することができます。このとき、データベースが稼働中だと、ファイルの内容が時々刻々と書き換わり、複数のファイルの間の整合性が取れないものができてしまうため、必ずデータベースを停止する必要があります。 ポイントインタイムリカバリ(PITR)やレプリケーションのためのベースバックアップの作成では、データベースを止めないままファイルのコピーを行いますが、物理的なバックアップ・リストアの手順とは異なるので注意してください。
ファイルシステムのレイアウトを正確に理解していれば、どのファイルにどのテーブルのデータが格納されているか、などといったこともわかりますが、データベースとして稼働させるにはコミットログなどその他の情報も必要であり、特定のテーブルやデータベースのファイルのみからリストアすることはできません。
従って、正解はAとEです。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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