PREPARATION
受験対策

Silverの例題解説「運用管理 - 基本的な運用管理作業(VACUUM、ANALYZEの目的と使い方)」

今回は、Silverの「運用管理 - インストール方法(initdbコマンドの使い方)」からの出題です。

例題

1.87

次の説明のうち、正しいものをすべて選びなさい。

  1. VACUUM はテーブルの排他的ロックを取得する。

  2. VACUUM ANALYZE はテーブルの排他的ロックを取得する。

  3. VACUUM FULL はテーブルの排他的ロックを取得する。

  4. ANALYZE はテーブルの排他的ロックを取得する。

  5. 上記はいずれも誤りである。

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2018年7月9日

解答と解説

PostgreSQLではUPDATEやDELETEによって不要になったデータは、物理的には削除されず、そのままデータベース内の領域を占有し続けます。VACUUMはこの不要になったデータ領域を回収して再利用可能にするコマンドです。
FULLオプションなしのVACUUMはテーブルの排他的ロックを必要とせず、通常のテーブルの読み書きと並行して実行することができます。VACUUM ANALYZEでは、VACUUMの実行後にテーブルの統計情報を解析するANALYZEコマンドを実行しますが、ANALYZEもテーブルの読み取りロックが必要なだけなので、通常のテーブルの読み書きと並行して実行することができます。ANALYZEコマンドを単独で実行した場合も同じです。
通常のVACUUMはテーブルの削除済みのデータ領域を再利用可能な状態にするだけなので、テーブルを構成するデータファイルのサイズは変わりませんが、VACUUM FULLでは、データの詰め直しを行い、データファイルの物理的サイズを小さくします。この操作にはテーブルの排他的ロックが必要となり、また実行も低速です。

従って正解はCです。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
採用になった方にはLPI-Japanオリジナルの記念品を贈呈します。

※試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。

企業の基幹システムや業務システムでの
OSS-DBの採用がますます拡大している中、
昇格・昇給・就職・転職に必ず役立つ認定資格になります

OSS-DBの受験対策について

受験の学習をサポートする情報や対策に役立つ情報をご紹介

サンプル問題/例題解説

例題 のアーカイブを試験ごとにまとめています。OSS-DB技術者認定試験の学習にお役立てください

学習教材・教育機関のご紹介

OSS-DB認定教材や教育機関について詳しくご説明いたします。

無料技術解説セミナー

受験準備をされていらっしゃる方々を対象に、無料技術解説セミナーの日程をお知らせしています。

OSS-DB道場

受験準備をされていらっしゃる方々を対象に、無料技術解説セミナーの日程をお知らせしています。

LPI-Japan
Platinum Sponsors