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受験対策

Silverの例題解説「運用管理 - 基本的な運用管理作業(システム情報関数)」

今回は、Silverの「運用管理 - インストール方法(initdbコマンドの使い方)」からの出題です。

例題

1.89

次の説明から間違っているものを1つ選びなさい。

  1. select current_database(); とすると、現在のデータベース名が返される。

  2. select current_date; とすると、現在の日付が返される。

  3. select current_datetime; とすると、現在の日時が返される。

  4. select current_schema; とすると、現在のスキーマ名が返される。

  5. select current_user; とすると、現在のユーザ名が返される。

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2018年9月11日

解答と解説

データベースにはシステムに関する様々な情報を取得するための関数が用意されていて、これらは例えばログ情報の出力や処理の分岐などに活用することができます。
current_userは現在のユーザ名(正確には、現在の処理の実行コンテキストでのユーザ名)を取得する関数で、単にuser、あるいはcurrent_roleでも同じ結果になります。 current_schemaは現在のスキーマ名を取得します。
current_database()は現在のデータベース名を取得します。
現在日時を取得する関数には、日付のみを取得するcurrent_date、時刻のみを取得するcurrent_time、日付と時刻を取得するcurrent_timestamp、あるいはnow()などがありますが、current_datetimeという関数はありません。

従って正解はCです。

一般的に関数を使うときは、引数がなくても関数名の後にカッコをつけなければならないのですが、歴史的な経緯もあり、SQLの一部の関数はカッコをつけずに使います。本問で紹介した関数のうち、current_schemaはカッコをつけてもつけなくても動作しますが、それ以外のものでは、current_databaseとnowはカッコが必要、その他のものはカッコをつけるとエラーになるので注意してください。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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