今回は、Silverの「運用管理 - インストール方法(initdbコマンドの使い方)」からの出題です。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2018年12月11日
PostgreSQLでは、1つのサーバインスタンスによって管理されるデータベースの集合のことをデータベースクラスタと呼びますが、これはinitdbコマンドにより作成されます。
データベースクラスタは、デフォルトでは環境変数PGDATAで指定したディレクトリの下に作成されますが、作成時にそのディレクトリが存在しないか、あるいは存在しても空である必要があります。PGDATAのディレクトリが異なれば複数のデータベースクラスタを作ることができますが、同じディレクトリの下には、PostgreSQLのバージョンや、実行するユーザが異なっても、複数のデータベースクラスタを作成することはできません。またrootユーザではデータベースクラスタの作成自体ができないよう、セキュリティ上の制限が掛かっています。
従って、正解はEです。
なお、initdbの実行時に -D オプションあるいは --pgdata オプションでデータベースクラスタを作成するディレクトリを指定することができます。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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