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受験対策

Silverの例題解説「運用管理 - インストール方法(テンプレートデータベース)」

今回は、Silverの「運用管理 - インストール方法(テンプレートデータベース)」からの出題です。

例題

1.93

テンプレートデータベースの説明として適切なものを3つ選びなさい。

  1. テンプレートデータベースを新たに作成するには CREATE TEMPLATE DATABASE コマンドを実行する。
  2. 作成済みの通常のデータベースを ALTER DATABASE コマンドでテンプレートデータベースに変更することができる。
  3. テンプレートデータベースに、テーブルやビューを新たに追加することはできるが、データをINSERTにより追加することはできない。

  4.  テンプレートデータベースは、DROP DATABASEで削除できない。

  5.  テンプレートデータベースの所有者が誰であっても、CREATEDB権限のあるユーザはそれを複製できる。

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2019年2月12日

解答と解説

PostgreSQLではOSコマンドのcreatedb、あるいはSQLコマンドのCREATE DATABASEでデータベースクラスタ内に新しいデータベースを作成することができますが、このとき、内部的にはテンプレートデータベースの複製が行われます。インストール時にはtemplate0とtemplate1の2つのテンプレートデータベースが存在し、データベース作成時にテンプレートデータベースの指定を省略したときはtemplate1が使用されます。
template0は読み取り専用の特殊な属性が設定されていますが、テンプレートデータベースは誰でもそれをCREATE DATABASEでのテンプレートとして指定できる(つまり、CREATEDB権限があれば、それを複製できる)という点が通常のデータベースと異なるだけで、データ更新については通常のデータベース と全く同様に扱われます。ただしデータベースの削除(DROP DATABASEについては)制限があり、IS_TEMPLATEの属性をFALSEに変更(つまり通常 のデータベースに変更)しなければ削除できません。
テンプレートデータベースを作成するには、CREATE DATABASEコマンドの実行時にIS_TEMPLATEをtrueに指定します。また、ALTER DATABASEコマンドでIS_TEMPLATEをtrueあるいはfalseに指定することで、通常のデータベースをテンプレートデータベースに変更すること、あるいはその逆が行えます。CREATE TEMPLATE DATABASEというコマンドはありません。

したがって正解はB、D、Eです。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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