今回は、Silverの「運用管理 - 標準付属ツールの使い方(pg_ctl)」からの出題です。
データベースのサーバプロセスを再起動する。
データベースの設定ファイルを再読み込みする。
データベースのバックアップを取得する。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2019年3月12日
pg_ctlはPostgreSQLサーバの初期化や起動・終了などの制御に使用するコマンドで、
pg_ctl モード名 [オプション]
のような形式で使用します。
モード名として init あるいは initdb を指定すると、新しくデータベースクラスタを作成します。これは pg_ctl コマンドを使用せず、直接 initdb コマンドを実行しても同じことができます。
これ以外のモードのほとんどは、サーバプロセスを制御するためのもので、start ならサーバプロセスの起動、stop なら終了、restart なら再起動となります。また、status を指定すると、サーバプロセスの稼働状況(実行中か停止中か)を調べることができます。
reloadを指定すると、データベースの設定ファイルを再読み込みし、一部のオプションについては設定の内容を反映させることができます。
データベースクラスタに新しいデータベースを追加するには、createdbコマンドを使うか、データベースに接続して CREATE DATABASE を実行しますが、これをpg_ctl コマンドから実行することはできません。
データベースのバックアップには様々な方法がありますが、pg_ctl コマンドで取得することはできません。
従って正解はA、C、Dです。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
採用になった方にはLPI-Japanオリジナルの記念品を贈呈します。
※試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。
© EDUCO All Rights Reserved.