今回は、Silverの「運用管理 - 設定ファイル(postgresql.conf)」からの出題です。
時間の単位にはms(ミリ秒)、s(秒)、m(分)、h(時間)、d(日)があり、大文字と小文字は区別されない。
メモリの単位は B、kB、MB、GB、TB があるが、キロバイトの k だけが小文字、他はすべて大文字で記述する。
時間やメモリのパラメータ値を記述するとき、単位を省略して数値だけ記述すると、それぞれデフォルトとしてミリ秒、バイトが使用される。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2019年11月13日
論理値型のパラメータ値としては、on、off、true、false、yes、no、1、0
が大文字・小文字の区別なしに使用でき、さらに、曖昧でなければ、これらの先頭の数文字を省略形として使うことができます。すなわち、on、true、yes、1の他に、t、y
なども真を表します。o だけだと on か off かが曖昧ですので不可です。
数値型のパラメータでは、数字と小数点(浮動小数点型のパラメータの場合)を使うことができますが、桁区切りのカンマを使用することはできません。
時間やメモリを記述するパラメータの単位は大文字と小文字を区別し、時間の単位はすべて小文字、メモリの単位はキロバイトの k
が小文字で他はすべて大文字です。また、分を表す単位は m ではなく min です。
デフォルトの単位は一律ではなくパラメータ毎に決まっていて、その設定は pg_settings.unit に格納されています。psql でデータベースに接続して、
select name, unit from pg_settings where unit is not null;
などとすれば確認できますが、デフォルトの単位は様々です。ただし、例えばデフォルトの単位が kB のパラメータでも、パラメータ値に単位を付けて
‘1 MB’ と記述すれば、1メガバイトに設定できます。
したがって正解はAとDです。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
採用になった方にはLPI-Japanオリジナルの記念品を贈呈します。
※試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。
© EDUCO All Rights Reserved.