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受験対策

Silverの例題解説「運用管理 - インストール方法(initdbコマンドの使い方)」

今回は、Silverの「運用管理 - インストール方法(initdbコマンドの使い方)」からの出題です。

例題

1.112

initdbコマンドでデータベースクラスタを新規に作成する。このときにコマンドのオプションとして指定できるものを3つ選びなさい。

  1. データベースクラスタの名前
  2. データベースクラスタの格納先となるディレクトリ
  3. TCP/IP経由で接続するときのポート番号

  4. テンプレートデータベースの符号化方式

  5. データベースクラスタのロケール

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2021年4月7日

解答と解説

データベースクラスタを新規に作成するにはinitdbコマンドを使用します。日本語を使用できるデータベースクラスタを作成するときの典型的なコマンド例は

initdb --pgdata=/usr/local/pgsql/data --encoding=UTF8 --locale=C

で、これはデータベースクラスタの格納先のディレクトリを--pgdataオプション(-Dオプションも使用可)で/usr/local/pgsql/dataに、テンプレートデータベースの符号化方式を--encodingオプション(-Eオプションも使用可)でUTF8に、データベースクラスタのロケールを--localeオプションで指定しています。これら3つのオプションはデータベースの挙動に大きく影響するものなので理解しておきましょう。

PostgreSQLのデータベースクラスタには「名前」の概念はなく、格納先のディレクトリとサーバが稼働するポート番号の組み合わせで特定される仕組みになっていますが、ポート番号はデータベースクラスタ自体の属性ではなく、サーバを起動するプログラム(postgresコマンド)のオプションとして指定することで、どのポートでも稼働できるようになっています。

したがって正解はB、D、Eです。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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