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受験対策

Silverの例題解説「運用管理 - 標準付属ツールの使い方(psql)」

今回は、Silverの「運用管理 - 標準付属ツールの使い方(psql)」からの出題です。

例題

1.116

SELECT文をpsqlを使って実行し、結果をCSV形式のファイル output.csv に出力したい。適切な方法を2つ選びなさい。

  1. psql の起動時に --mode=csv のオプションを指定し、psql のプロンプトから
    SELECT ... > output.csv
    を実行する。
  2. psql の起動時に >output.csv と出力先をリダイレクトするオプションを指定し、psql のプロンプトから
    ¥format csv
    SELECT ...
    の順で実行する。
  3. psql を起動した後、
    ¥o output.csv
    ¥pset format csv
    SELECT ....
    の順で実行する。

  4. コマンドラインから
    psql -c "SELECT ..." --csv > output.csv
    を実行する。

  5. コマンドラインから
    psql -c "SELECT ..." --format=csv > output.csv
    を実行する。

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2021年8月10日

解答と解説

psqlではデータベースに接続してSQLを実行し、様々な形式でその結果を出力できますが、デフォルトの状態では、

select * from test;
 id | val
----+-----
  1 | aaa


のように整形されて出力されます。CSV形式の出力ファイルを作成するにはオプションを指定する必要があります。

出力を整形しないオプションとフィールドの区切り文字をカンマにするオプションを組み合わせることも可能ですが、より簡単には、psqlの ¥pset メタコマンドで format csv を指定すると、CSV形式の出力にすることができます。また、psql では ¥o メタコマンドで結果の出力先となるファイルを指定することができるので、選択肢Cのように実行すると、SELECT文の結果がCSV形式でoutput.csvに出力されます。

psqlを起動するときのコマンドラインオプションでも同等の指定が可能で、--csv オプションは メタコマンド ¥pset format csv と同じです。さらに選択肢Dのように、実行するSELECT文を -c オプションで指定し、出力先ファイル名をリダイレクトで指定することができます。

従って正解はCとDです。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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