今回は、Silverの「S2 運用管理 - S2.5 基本的な運用管理作業(情報スキーマ)」からの出題です。
emp というテーブルが所属するスキーマ名など、オブジェクトに関する情報を表示する
information_schema.tables には管理者ユーザしかアクセスできないので、一般ユーザは利用できない
information_schema.tables は PostgreSQL の独自拡張機能なので、他の RDBMS では利用できない
emp というビューがあっても、それに関する情報は表示しない
information_schema.tables の実体は、データベース内に作られたビューである
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2012年5月31日
データベース内のオブジェクトに関する様々な情報を管理し、提供する仕組みとして情報スキーマ、およびシステムカタログがあります。
情報スキーマは information_schema というスキーマ内のビューとして実現されています。標準SQLの機能として定義されているため、PostgreSQL 以外の RDBMS でも利用でき、ビューの名前、および多くのカラム名は他の RDBMS でも同じです。
ただし、標準SQLの機能であるという性格上、PostgreSQL 固有の機能については、情報スキーマのビューには格納されません。また、情報スキーマの機能を実装していない RDBMS もありますから、すべての RDBMS で利用できるというわけではありません。
information_schema.tables には、データベースで定義されたすべてのテーブルとビューが入りますが、SELECT した時に表示されるのは、現在のユーザがアクセス可能なものだけです。
従って、正解は A と E です。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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