今回は、Silverの「S2 運用管理 - S2.5 基本的な運用管理作業(ステムカタログ)」からの出題です。
emp というテーブルの所有者など、オブジェクトに関する情報を表示する
pg_tables には管理者ユーザしかアクセスできないので、一般ユーザは利用できない
pg_tables は PostgreSQL の独自拡張機能なので、他の RDBMS では利用できない
emp というビューがあっても、それに関する情報は表示しない
pg_tables の実体は、データベース内に作られたビューである
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2012年6月13日
データベース内のオブジェクトに関する様々な情報を管理し、提供する仕組みとして、情報スキーマとシステムカタログがあります。
情報スキーマが標準SQLで定義された機能で、PostgreSQL 固有の機能について管理しないのに対し、システムカタログは PostgreSQL 独自の拡張機能なので、固有の情報も管理します。
システムカタログの実体は通常のテーブルですが、アクセスを容易にするためにシステムビューと呼ばれる組み込みのビューも提供されています。
pg_tables はテーブルに関する情報を表示するシステムビューで、一般ユーザでも利用することができます。
information_schema.tables とは異なり、ビューの情報は表示しません。ビューに関する情報を表示するシステムビューとしては pg_views があります。
誤っている問題を答える問題なので、正解は B です。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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