PREPARATION
受験対策

Goldの例題解説
「G1.2 運用管理用コマンド全般」

今回は、Goldの「G1 運用管理 - G1.2 運用管理用コマンド全般」からの出題です。

例題

1.21 NEW

「mydb」テーブルのみに対して、更新/削除された行の切り詰めを行いたい。
VACUUMコマンドの使い方として正しいものは次のうちどれか。

  1. VACUUM mydb;
  2. VACUUM FULL mydb;

  3. VACUUM VERBOSE mydb;

  4. VACUUM;

  5. VACUUM -f mydb;

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。

例題公開日:2019年6月12日

解答と解説

正解は「B. VACUUM FULL mydb;」です。

postgresqlでは、データベースの不要領域の回収ができます。
FULLオプションを指定すると、postgresqlは、更新/削除された行の切り詰めを行います。
ただし、FULLオプションを指定すると、postgresqlは、処理に時間がかかったり、作用する全てのテーブルを排他ロックしたりします。
そのため、緊急的にディスク容量の空きを確保したいときなどに使用します。

それぞれの選択肢について説明します。

A. VACUUM mydb;
誤っています。
オプションを指定しないと、postgresqlは、更新/削除された行を再利用可能にします。

B. VACUUM FULL mydb;
正解です。

C. VACUUM VERBOSE mydb;
VERBOSEオプションを指定すると、postgresqlは、VACUUM処理の詳細な情報を出力します。

D. VACUUM FULL;
誤っています。
FULLオプションを指定すると、postgresqlは、更新/削除された行の切り詰めを行いますが、テーブル名を指定しないと全てのテーブルが対象になります。
今回は「mydb」テーブルのみ更新/削除された行の切り詰めを行いたいため、テーブル名の指定が必要です。

E. VACUUM -f mydb;
誤っています。
-fオプションは存在しません。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。

※試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。

例題解説の提供:株式会社デージーネット OSS研究室 奥原 章太 氏

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