今回は、Silverの「S2 運用管理 - S2.3 設定ファイル(pg_hba.confの設定方法)」からの出題です。
データベースクラスタ内に含まれるデータベース名の一覧
データベースユーザの暗号化されたパスワード
データベースに接続するときの認証方式
データベース管理者ユーザのメールアドレス
データベースのログファイルの置き場所となるディレクトリの設定
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2017年12月11日
pg_hba.confのHBAはHost Based Authenticationの頭文字を取ったもので、データベースに接続するときの認証方法について、接続元クライアント、ユーザおよび接続先データベース毎に記述したものです。
ファイルの各行には接続先データベース、ユーザ名、接続元のIPアドレス(またはホスト名)、認証方式が記載されており、先頭の行から順に評価することで、データベースへの接続が許されているかどうか、許されている場合にどんな認証方式を使うべきかが判定されます。
認証方式には、例えばパスワードを使うmd5、クライアント証明書を使用するcert、LDAPを使用するldapなど多数あります。詳しくはマニュアルを参照してください。
https://www.postgresql.jp/document/10/html/auth-pg-hba-conf.html
従って、正解はCです。
なお、pg_hba.confにはクラスタ内に存在するデータベース名も記載されますが、すべてのデータベースを表すallやユーザ名と同じデータベース名を表すsameuserのような指定方法もあり、必ずしもクラスタ内に含まれるデータベース名が入っているわけではありません。
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