PREPARATION
受験対策

Silverの例題解説
「S2.4 バックアップ方法(ファイルシステムレベルのバックアップとリストア)」

今回は、Silverの「S2 運用管理 - S2.4 バックアップ方法(ファイルシステムレベルのバックアップとリストア)」からの出題です。

例題

2.83

ファイルシステムレベルの物理的なバックアップとリストアを行う手順について適切なものを2つ選びなさい。

  1. ファイルのコピーなどでバックアップを作成する前に、必ずデータベースを停止する必要がある。

  2. ログアーカイブの運用をしているのであれば、バックアップ作成時に、データベースは停止してもしなくても良い。

  3. ファイルシステムのレイアウトを正確に理解すれば、テーブル単位でバックアップとリストアを実行できる。

  4. ファイルシステムのレイアウトを正確に理解すれば、データベース単位でバックアップとリストアを実行できる。

  5. テーブルやデータベース単位でバックアップすることはできず、必ずデータベースクラスタ全体のバックアップとリストアを実行することになる。

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2018年3月13日

解答と解説

データベースクラスタのファイルをコピーすることで物理的なバックアップを作成することができます。このとき、データベースが稼働中だと、ファイルの内容が時々刻々と書き換わり、複数のファイルの間の整合性が取れないものができてしまうため、必ずデータベースを停止する必要があります。 ポイントインタイムリカバリ(PITR)やレプリケーションのためのベースバックアップの作成では、データベースを止めないままファイルのコピーを行いますが、物理的なバックアップ・リストアの手順とは異なるので注意してください。
ファイルシステムのレイアウトを正確に理解していれば、どのファイルにどのテーブルのデータが格納されているか、などといったこともわかりますが、データベースとして稼働させるにはコミットログなどその他の情報も必要であり、特定のテーブルやデータベースのファイルのみからリストアすることはできません。

従って、正解はAとEです。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
採用になった方にはLPI-Japanオリジナルの記念品を贈呈します。

※試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。

企業の基幹システムや業務システムでの
OSS-DBの採用がますます拡大している中、
昇格・昇給・就職・転職に必ず役立つ認定資格になります

OSS-DBの受験対策について

受験の学習をサポートする情報や対策に役立つ情報をご紹介

サンプル問題/例題解説

例題 のアーカイブを試験ごとにまとめています。OSS-DB技術者認定試験の学習にお役立てください

学習教材・教育機関のご紹介

OSS-DB認定教材や教育機関について詳しくご説明いたします。

無料技術解説セミナー

受験準備をされていらっしゃる方々を対象に、無料技術解説セミナーの日程をお知らせしています。

OSS-DB道場

受験準備をされていらっしゃる方々を対象に、無料技術解説セミナーの日程をお知らせしています。

LPI-Japan
Platinum Sponsors