今回は、Goldの「G3 パフォーマンスチューニング - G3.2 チューニングの実施」からの出題です。
遅くなったSQLを見直し、負荷の原因となっている記述を修正する。
checkpoint_completion_targetを調整して、チェックポイントの負荷分散を図る。
autovacuum_vacuum_cost_limitまたはvacuum_cost_limit値を小さくし、VACUUM処理の負荷低減を図る。
ストリーミングレプリケーション構成に変更し負荷分散を図る。
PostgreSQLの特性であり対策はない。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
問い合わせ等の処理全般が一時的に遅くなる原因として推測されるのは、チェックポイントまたはVACUUM処理との競合です。
A. SQLのチューニングでは一時的な高負荷状況を改善できません。
B. チェックポイントとの競合の場合は、チェックポイント処理を負荷分散させる対策が有効です。
C. VACUUM処理との競合では、VACUUM関連のパラメータを調整しVACUUM処理の負荷分散を図ることが有効な対策となります。
D. レプリケーション構成に変更してもチェックポイントやVACUUM処理の競合を回避することはできません。
E. 一時的な処理高負荷は想定された現象であり、対策は可能です。
よって正解は、BとCです。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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