PREPARATION
受験対策

Goldの例題解説
「G3.2 チューニングの実施」

今回は、Goldの「G3 パフォーマンスチューニング - G3.2 チューニングの実施」からの出題です。

例題

3.08

PostgreSQLの処理全般が定期的に遅くなる現象が発生した。この場合のチューニングで効果が期待できる対策を2つ選びなさい。

  1. 遅くなったSQLを見直し、負荷の原因となっている記述を修正する。

  2. checkpoint_completion_targetを調整して、チェックポイントの負荷分散を図る。

  3. autovacuum_vacuum_cost_limitまたはvacuum_cost_limit値を小さくし、VACUUM処理の負荷低減を図る。

  4. ストリーミングレプリケーション構成に変更し負荷分散を図る。

  5. PostgreSQLの特性であり対策はない。

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。

解答と解説

問い合わせ等の処理全般が一時的に遅くなる原因として推測されるのは、チェックポイントまたはVACUUM処理との競合です。

A. SQLのチューニングでは一時的な高負荷状況を改善できません。

B. チェックポイントとの競合の場合は、チェックポイント処理を負荷分散させる対策が有効です。

C. VACUUM処理との競合では、VACUUM関連のパラメータを調整しVACUUM処理の負荷分散を図ることが有効な対策となります。

D. レプリケーション構成に変更してもチェックポイントやVACUUM処理の競合を回避することはできません。

E. 一時的な処理高負荷は想定された現象であり、対策は可能です。

よって正解は、BとCです。

 

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。

※試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。

企業の基幹システムや業務システムでの
OSS-DBの採用がますます拡大している中、
昇格・昇給・就職・転職に必ず役立つ認定資格になります

OSS-DBの受験対策について

受験の学習をサポートする情報や対策に役立つ情報をご紹介

サンプル問題/例題解説

例題 のアーカイブを試験ごとにまとめています。OSS-DB技術者認定試験の学習にお役立てください

学習教材・教育機関のご紹介

OSS-DB認定教材や教育機関について詳しくご説明いたします。

無料技術解説セミナー

受験準備をされていらっしゃる方々を対象に、無料技術解説セミナーの日程をお知らせしています。

OSS-DB道場

受験準備をされていらっしゃる方々を対象に、無料技術解説セミナーの日程をお知らせしています。

LPI-Japan
Platinum Sponsors