今回は、Goldの「G3 パフォーマンスチューニング - G3.1 性能に関係するパラメータ」からの出題です。
enable_indexscanを無効に設定すると、インデックススキャンは完全に行われなくなる。
enable_seqscanを無効に設定すると、シーケンシャルスキャンは完全に行われなくなる。
random_page_costをseq_page_costと比較して小さく設定すると、よりインデックススキャンが使用されるようになる。
random_page_costをseq_page_costと比較して大きく設定すると、よりインデックススキャンが使用されるようになる。
default_statistics_targetをより小さく設定すると、より細かく統計情報を収集するようになるため、プランナの予測の品質が向上する。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
enable_indexscanを無効にすると、プランナはインデックススキャンを選択しないようになります。
enable_seqscanを無効にすると、プランナはシーケンシャルスキャンをなるべく選択しないようになりますが、たとえば、インデックスが定義されていないテーブルに対するスキャンなどはシーケンシャルスキャンとなります。
seq_page_costにはシーケンシャルにディスクを読み込む際の、プランナの推定コストを設定します。
一方、random_page_costにはランダムにディスクを読み込む際の、プランナの推定コストを設定します。
このrandom_page_costの値をseq_page_costと比較して小さく設定すると、プランナはよりインデックススキャンを使用するようになります。
default_statistics_targetをより大きく設定すると、プランナの予測の精度が向上します。
ただし、default_statistics_targetを大きくすると、ANALYZEの処理時間が長くなります。
従って、正解はA,Cです。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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