PREPARATION
受験対策

Silverの例題解説「開発/SQL - トランザクションの概念(デッドロック)」

今回は、Silverの「開発/SQL - トランザクションの概念(デッドロック)」からの出題です。

例題

3.124

デッドロックを回避する方策として適切なものを3つ選びなさい。

  1. 個々のトランザクションがなるべく短時間で終わるようにする。
  2. ロックを獲得したら、なるべく長時間それを保持する。

  3. 多数のトランザクションがなるべく同時に実行されるようにする。
  4. 複数のリソースをロックする際、ロックを獲得する順序を各トランザクションで同じにする。
  5. 不要なロックを取得しないようにする。

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2021年2月25日

解答と解説

デッドロックはデータベース以外のソフトウェアでも使われる用語ですが、一般に2つのプロセスが互いの終了を待ち、どちらも先に進めない状態に陥ることを指します。例えば、トランザクションAがテーブルXのロックを取得、トランザクションBがテーブルYのロックを取得した状態で、トランザクションAがテーブルYをロックしようとしたとします。YはBがロックしているのでロックを取得できず、解放待ちの状態になります。ここでさらにBがテーブルXをロックしようとしたら、XはAがロックしているのでロックを取得できず、こちらも解放待ちの状態になります。つまり、AはBの終了を待ち、BはAの終了を待つことになるため、どちらも先に進めなくなります。

PostgreSQLにはデッドロックを自動的に検出し、一方のトランザクションを強制的に終了させることでそれを解決する機能がありますが、1つのトランザクションは失敗に終わりますし、デッドロックを起こさないのに越したことはありませんので、どうすればデッドロックを避けられるかは理解しておく必要があります。

話を単純化すると、ロックの競合が発生しなければデッドロックが発生しなくなるわけですから、不要なロックは取得しない、取得したロックはなるべく短時間で解放する、そのためにも個々のトランザクションがなるべく短時間で終了するようにする、同時に多数のトランザクションを実行しない、というのがデッドロックを避ける基本的な戦略となるでしょう。

また、上記のデッドロックの例では、トランザクションAはX→Yの順、トランザクションBはY→Xの順でロックを取得しようとしましたが、トランザクションBもXのロックを先に取得しようとしていれば、Xのロックを取得できなかった方は他方の終了を待つことになりますが、テーブルYのロックは必ず成功するので、デッドロックにはなりません。このようにロックを取得する順序をトランザクション間で合わせるのは、デッドロックを避けるための重要なテクニックです。

従って正解はA、D、Eです。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
採用になった方にはLPI-Japanオリジナルの記念品を贈呈します。

※試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。

企業の基幹システムや業務システムでの OSS-DBの採用がますます拡大している中、 昇格・昇給・就職・転職に必ず役立つ認定です

OSS-DBの受験対策について

受験の学習をサポートする情報や対策に役立つ情報をご紹介

サンプル問題/例題解説

例題 のアーカイブを試験ごとにまとめています。OSS-DB技術者認定試験の学習にお役立てください

学習教材・教育機関のご紹介

OSS-DB認定教材や教育機関について詳しくご説明いたします。

無料技術解説セミナー

受験準備をされていらっしゃる方々を対象に、無料技術解説セミナーの日程をお知らせしています。

OSS-DB道場

受験準備をされていらっしゃる方々を対象に、無料技術解説セミナーの日程をお知らせしています。

関連資格