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受験対策

Silverの例題解説
「S3.1 SQL コマンド(INSERT 文)」

今回は、Silverの「S3 開発/SQL - S3.1 SQL コマンド(INSERT 文)」からの出題です。

例題

3.128
以下の一連のSQLコマンドを実行した。最後のSELECT文がcountとして返す値は何か。


※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2021年6月17日

解答と解説

INSERT文でテーブルに行を挿入するとき、挿入するデータを他のテーブルからのSELECT文で指定する方法と、この例題のようにVALUES句で指定する方法があります。VALUES句を使う場合、挿入するデータのリストをカンマで区切って複数指定することで、複数行をまとめて挿入することができます。

例題には4つのINSERT文があり、それぞれ3行、2行、2行、2行を挿入しようとしていますが、最初のCREATE TABLEでid列に主キー制約をつけているため、id列に重複する値を指定するとエラーになります。

最初のINSERT文は問題なく実行され、idの値がそれぞれ1、2、3の行が作られます。
2番目のINSERT文はidが2の行と4の行を挿入しようとしていますが、id=2の行がすでに存在しているため、このINSERT文はエラーとなり、行が挿入されません。

3番目のINSERT文も同様に、id=3の行が存在しているためエラーになります。
4番目のINSERT文はこのようなエラーが発生しないので、idの値が4の行と8の行が作られます。

すなわち、4つのINSERT文を実行した時点で、idの値が1、2、3、4、8の5行が作られており、最後のSELECT文はcountとして5を返します。
従って正解は5です。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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