今回は、Silverの「S2 運用管理 - S2.4 バックアップ方法」からの出題です。
ファイルのコピーにはtarなどのOSコマンドを用いる。
ファイルのコピーにはPostgreSQLのpg_backupコマンドを用いる。
ファイルのコピーをするとき、データベースは停止しなければならない。
データベースクラスタのあるディレクトリの下のファイルだけコピーすれば良い。
一般的に、pg_dumpによる論理バックアップに比べ、ファイルコピーによるバックアップはサイズが小さくなる。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2014年10月1日
データベースのバックアップには、データベースを構成するファイルを物理的にコピーする物理バックアップの方法と、データベースの内容をSQLの形式で論理的にコピーする論理バックアップの方法があります。
論理バックアップには、pg_dump、pg_dumpallなどのコマンドが用意されています。
物理バックアップは、tarなどのOSコマンドを用いて行います。このときデータベースを停止する必要があります。
物理バックアップの対象となるのは、データベースクラスタのディレクトリですが、テーブル空間の機能を使用している場合は、それに加えて、テーブル空間のディレクトリのファイルのコピーも同時に作成する必要があります。
論理バックアップを構成するのは、主にテーブルのデータだけですが、物理バックアップには、例えばインデックスなど論理バックアップに含まれないものも含まれるため、一般的には物理バックアップの方がサイズが大きくなります。
従って、正解はAとCです。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
採用になった方にはLPI-Japanオリジナルの記念品を贈呈します。
※試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。
© EDUCO All Rights Reserved.