PREPARATION
受験対策

Silverの例題解説 - S2 運用管理(Ver.3.0)

このページではメルマガで紹介した例題のアーカイブを試験のレベルごとにまとめています。
是非、OSS-DBの学習にお役立てください。

修正等により、例題番号が連番ではない場合がございます。あらかじめご了承ください。

S2.3 設定ファイル(pg_hba.conf)

2.60

ホストdbserver(192.168.1.11)で稼働しているデータベースに、クライアントdbclient(192.168.1.12)上のユーザtest1がpsqlを使って接続する。pg_hba.confの内容が次の通りであるとして、以下の記述から適切なものを2つ選びなさい。

local all all peer
host test all 192.168.1.12/32 trust
host all all 192.168.1.0/24 md5

 

  1. test1というデータベースにtest1というユーザで接続するときは、パスワードなしで認証される。
  2. testというデータベースにtest1というユーザで接続するときは、パスワードなしで認証される。
  3. test1というデータベースにtestというユーザで接続するときは、パスワードで認証する。
  4. testというデータベースにtestというユーザで接続するときは、パスワードで認証する。
  5. test2というデータベースにtest1というユーザで接続するときは、接続を拒絶される。

S2.3 設定ファイル(postgresql.conf)

2.59

postgresql.confについて、適切な記述を1つ選びなさい。

  1. ファイルを修正した後、多くのパラメータはpg_ctl reloadの実行により、その修正が反映されるが、一部のパラメータは、ファイルの修正により、即座に有効となる。
  2. セミコロン(;)で区切ることにより、1行に複数のパラメータを設定できる。
  3. 行末をバックスラッシュ(\)にすると継続行となり、複数行にまたがってパラメータを設定できる。
  4. 行頭に#を置いてその行をコメント行とすることも、行の途中に#を置いて、それより右側の記述をコメントとすることも可能である。
  5. ALTER SYSTEMの実行により、内容が書き換えられる。

S2.1 インストール方法(データベースクラスタの概念と構造)

2.57

PostgreSQLのデータベースクラスタについて、適切な記述を1つ選びなさい。

  1. 高可用性のために、複数のサーバにまたがってデータベースを複製する仕組みである。
  2. インストール直後は、template0、template1、postgresの3つのデータベースが含まれる。
  3. 1台のサーバにはデータベースクラスタを1つだけ作成することができる。
  4. データベースクラスタ内の各データベースごとに、異なるバージョンのPostgreSQLサーバを利用できる。

S2.1 インストール方法(データベースクラスタの概念と構造)

2.56

テンプレートデータベースの説明として適切なものを2つ選びなさい。

  1. テンプレートデータベースtemplate0内には通常のデータベースと同様にテーブルを追加できる。
  2. テンプレートデータベースtemplate1内には通常のデータベースと同様にテーブルを追加できる。
  3. CREATE DATABASEでデータベースを新規に作成するとき、オプションで指定しなければ、template0がテンプレートデータベースとして使用される。
  4. 新規にテンプレートデータベースtemplate2を作成するためには、CREATE DATABASEコマンドの実行時にTEMPLATEオプションを付加する。
  5. デフォルトでは、テンプレートデータベースtemplate0には誰も接続できない。

S2.1 インストール方法(initdbコマンドの使い方)

2.55

Linux上でinitdbコマンドでデータベースクラスタを作成する際の注意事項として、適切なものを2つ選びなさい。

  1. initdbは管理者ユーザで実行する必要があるので、rootユーザで実行する。
  2. データベースクラスタのディレクトリは、新規のディレクトリか、既存の空のディレクトリか、のいずれかを指定する。
  3. データベースクラスタのディレクトリに既存のファイルがあると、削除されてしまう。
  4. データベースクラスタのディレクトリは、initdbのコマンドライン引数、あるいは環境変数PGDATAを使って指定する。
  5. initdbで指定する文字セットは、クラスタ内のすべてのデータベースで共通となる。

S2.5 基本的な運用管理作業(テーブル単位の権限、GRANT/REVOKE)

2.54

テーブルtestを作成した後、次の操作を行った。

GRANT SELECT ON test TO PUBLIC;
GRANT UPDATE ON test TO foo;
REVOKE SELECT ON test FROM foo;

ユーザfooがテーブルtestに関して操作する権限について適切なものを1つ選びなさい。


  1. テーブルtestを更新できるが、参照することはできない。
  2. テーブルtestを参照することも更新することもできない。
  3. テーブルtestを参照することはできるが、更新することはできない。
  4. テーブルtestを参照することも更新することもできる。

S2.5 基本的な運用管理作業(情報スキーマとシステムカタログ)

2.53

情報スキーマについて最も適切な記述を2つ選びなさい。

  1. PostgreSQL以外も含め、すべてのリレーショナル・データベースで利用できる。
  2. 標準SQLで仕様が定められている。
  3. データベース内のオブジェクトに関する様々な情報を保持している。
  4. informationという名前のスキーマ内のビューとして定義される。
  5. 内容はシステムカタログと同等である。

S2.5 基本的な運用管理作業(システム情報関数)

2.52

current_user関数についての説明で、適切なものを2つ選びなさい。

  1. SELECT current_user; を実行すると、現在、データベースに接続中のユーザ名の一覧が表示される。
  2. SELECT current_user; を実行すると、このSELECT文を実行したユーザのユーザ名が表示される。
  3. SELECT current_user('bob'); を実行すると、セッションを実行中のユーザを変更できる。
  4. セッションを実行中のユーザを変更するために、UPDATE current_user = 'bob'; のように使うことができる。
  5. 引数を付けずに実行する場合、SELECT current_user();のように、カッコを付けるとエラーになる。

S2.5 基本的な運用管理作業(自動バキュームの概念と動作)

2.51

自動バキュームについて適切な記述を2つ選びなさい。

  1. 自動バキュームは定期的に起動され、データベース内のすべてのテーブルについてバキューム処理を実行する。
  2. 自動バキュームを実行しなくても データベースを運用することは可能だが、実行することが強く推奨されている。
  3. 自動バキュームを実行する設定の場合、手作業のバキューム処理は実行しない方が良い。
  4. 自動バキュームはデータベースの負荷が比較的小さい時にのみ起動する。
  5. 自動バキュームはバキューム(VACUUM)だけでなく、ANALYZE処理も自動的に実行する。

S2.5 基本的な運用管理作業(VACUUM、ANALYZEの目的と使い方)

2.50

ANALYZEに関する記述として適切なものを2つ選びなさい。

  1. テーブルの全データを解析するので、テーブルが大きいと時間が掛かる。
  2. テーブルの排他ロックを取得するため、実行中はデータへのアクセスができなくなる。
  3. ANALYZEコマンドあるいはVACUUMコマンドにより実行する。
  4. 一般的に、各テーブルについて1度だけ実行すれば十分である。
  5. オプション指定により、対象を、データベース内の全テーブル、あるいは、データベース内の特定のテーブルのみ、特定のテーブルの特定の列のみ、などに制限できる。

S2.5 基本的な運用管理作業(ユーザの追加・削除・変更)

2.49

ALTER USER文で変更できないものは次のうちのどれか。1つ選びなさい。

  1. ユーザがスーパーユーザ権限を保有するかどうか
  2. ユーザが新規にユーザを作成する権限を保有するかどうか
  3. ユーザが新規にテーブルを作成する権限を保有するかどうか
  4. ユーザの名前
  5. ユーザのパスワード

S2.4 バックアップ方法

2.48

SQLのCOPY文について、最も適切な記述を2つ選びなさい。

  1. 標準SQLで定義されており、PostgreSQLをはじめとして、多くのRDBMSで利用できる。
  2. psqlの\copyメタコマンドは、内部的にSQLのCOPY文を実行する。
  3. COPY文を実行するには、データベースの管理者権限が必ず必要となる。
  4. デフォルトではCSV(カンマ区切り)形式のファイルを入出力する。
  5. pg_dumpコマンドで作成したテキスト形式のバックアップからリストアするとき、デフォルトではCOPY文が利用される。

S2.4 バックアップ方法

2.47

ポイントインタイムリカバリ(PITR)で使用するベースバックアップの取得方法について、適切なものを2つ選びなさい。

  1. pg_dumpallコマンドを実行する。
  2. pg_basebackupコマンドを実行する。
  3. pg_ctl stop でデータベースを停止してから、tarコマンドでデータベースクラスタの物理コピーを作成する。
  4. psql で管理者ユーザとしてデータベースに接続し、select pg_start_backup('label');
    を実行した後で、tarコマンドでデータベースクラスタの物理コピーを作る
  5. psql で管理者ユーザとしてデータベースに接続し、select pg_create_backup('backup_file'); を実行する。

S2.4 バックアップ方法

2.46

データベースを構成するファイルを物理的にコピーすることでバックアップを作成したい。
以下の説明から、最も適切なものを2つ選びなさい。

 

  1. ファイルのコピーにはtarなどのOSコマンドを用いる。
  2. ファイルのコピーにはPostgreSQLのpg_backupコマンドを用いる。
  3. ファイルのコピーをするとき、データベースは停止しなければならない。
  4. データベースクラスタのあるディレクトリの下のファイルだけコピーすれば良い。
  5. 一般的に、pg_dumpによる論理バックアップに比べ、ファイルコピーによるバックアップはサイズが小さくなる。

S2.4 バックアップ方法

2.45

pg_dumpを使ったバックアップについて、適切な説明を2つ選びなさい。

  1. pg_dumpの実行にはデータベースのスーパーユーザー権限が必要である。
  2. テーブルのデータだけでなく、CREATE USERやCREATE ROLEで作成したユーザやロールのデータもバックアップできる。
  3. テーブルのデータだけでなく、GRANTやREVOKEで付与・剥奪したテーブルへのアクセス権限もバックアップできる。
  4. データはダンプせず、CREATE TABLEなどのテーブル定義だけをバックアップすることができる。
  5. バイナリ形式でバックアップを作成した場合、データのリストア先は同じアーキテクチャのサーバに制限される。

S2.3 設定ファイル

2.44

pg_hba.confファイルを利用した認証設定について適切な記述を2つ選びなさい。

  1. セキュリティ上の理由により、指定した認証方法の種類に関わらず、パスワードの入力は必須である。
  2. パスワードをデータベース本体に格納する代わりに、LDAPなど外部のサーバを利用することができる。
  3. データベースに接続するには、pg_hba.confにユーザ名が登録されている必要がある。
  4. 接続元のネットワークやホストに応じて異なる認証方法を指定することができる。
  5. 認証方法が指定されていない時は、デフォルトでパスワード認証となる。

S2.3 設定ファイル

2.43

postgresql.confで設定する以下のパラメータのうち、変更を反映させるためにサーバの再起動が必要となるものを2つ選びなさい。

  1. port
  2. max_connections
  3. log_connections
  4. log_line_prefix
  5. search_path

S2.2 標準付属ツールの使い方

2.42

PostgreSQLのユーザやロールの作成をOSのコマンドラインから実行する場合について、適切な記述を2つ選びなさい。

  1. ユーザの作成にはcreateuser、ロールの作成にはcreateroleコマンドを使う。
  2. createuserコマンドを実行するには、CREATEUSER権限が必要である。
  3. -d オプション付きで実行すると、新しいユーザにデータベース作成の権限が付与される。
  4. -u オプション付きで実行すると、新しいユーザにユーザ作成の権限が付与される。
  5. -s オプション付きで実行すると、新しいユーザにスーパユーザ権限が付与される。

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