今回は、Silverの「S2 運用管理 - S2.4 バックアップ方法」からの出題です。
pg_dumpallコマンドを実行する。
pg_basebackupコマンドを実行する。
pg_ctl stop でデータベースを停止してから、tarコマンドでデータベースクラスタの物理コピーを作成する。
psql で管理者ユーザとしてデータベースに接続し、select pg_start_backup('label');
を実行した後で、tarコマンドでデータベースクラスタの物理コピーを作る
psql で管理者ユーザとしてデータベースに接続し、select pg_create_backup('backup_file'); を実行する。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2014年10月30日
PITRあるいはストリーミングレプリケーションで使用するベースバックアップを作成するには、
(1) 管理者ユーザでデータベースに接続し、select pg_start_backup() を実行する、
(2) tarなどのOSコマンドを用いて、データベースクラスタ全体の物理的なコピーを作成する、
(3) 管理者ユーザでデータベースに接続し、select pg_stop_backup() を実行する、
という3つのステップを実行します。なお、PostgreSQL 9.1以降では、pg_basebackupコマンドを実行することで、この3つのステップをまとめて自動的に実行させることができます。
pg_dumpallで作成できるのはデータベースの論理的なバックアップで、PITRのベースバックアップとすることはできません。pg_ctl stop でデータベースを停止した後で取得するコールドバックアップもデータベースの運用管理上は重要ですが、PITRのベースバックアップにはなりません。
従って正解はBとDです。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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