PREPARATION
受験対策

Silverの例題解説
「S2.4 バックアップ方法」

今回は、Silverの「S2 運用管理 - S2.4 バックアップ方法」からの出題です。

例題

2.47

ポイントインタイムリカバリ(PITR)で使用するベースバックアップの取得方法について、適切なものを2つ選びなさい。

  1. pg_dumpallコマンドを実行する。

  2. pg_basebackupコマンドを実行する。

  3. pg_ctl stop でデータベースを停止してから、tarコマンドでデータベースクラスタの物理コピーを作成する。

  4. psql で管理者ユーザとしてデータベースに接続し、select pg_start_backup('label');
    を実行した後で、tarコマンドでデータベースクラスタの物理コピーを作る

  5. psql で管理者ユーザとしてデータベースに接続し、select pg_create_backup('backup_file'); を実行する。

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2014年10月30日

解答と解説

PITRあるいはストリーミングレプリケーションで使用するベースバックアップを作成するには、
(1) 管理者ユーザでデータベースに接続し、select pg_start_backup() を実行する、
(2) tarなどのOSコマンドを用いて、データベースクラスタ全体の物理的なコピーを作成する、
(3) 管理者ユーザでデータベースに接続し、select pg_stop_backup() を実行する、
という3つのステップを実行します。なお、PostgreSQL 9.1以降では、pg_basebackupコマンドを実行することで、この3つのステップをまとめて自動的に実行させることができます。
pg_dumpallで作成できるのはデータベースの論理的なバックアップで、PITRのベースバックアップとすることはできません。pg_ctl stop でデータベースを停止した後で取得するコールドバックアップもデータベースの運用管理上は重要ですが、PITRのベースバックアップにはなりません。

従って正解はBとDです。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
採用になった方にはLPI-Japanオリジナルの記念品を贈呈します。

※試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。

企業の基幹システムや業務システムでの
OSS-DBの採用がますます拡大している中、
昇格・昇給・就職・転職に必ず役立つ認定資格になります

OSS-DBの受験対策について

受験の学習をサポートする情報や対策に役立つ情報をご紹介

サンプル問題/例題解説

例題 のアーカイブを試験ごとにまとめています。OSS-DB技術者認定試験の学習にお役立てください

学習教材・教育機関のご紹介

OSS-DB認定教材や教育機関について詳しくご説明いたします。

無料技術解説セミナー

受験準備をされていらっしゃる方々を対象に、無料技術解説セミナーの日程をお知らせしています。

OSS-DB道場

受験準備をされていらっしゃる方々を対象に、無料技術解説セミナーの日程をお知らせしています。

LPI-Japan
Platinum Sponsors