今回は、Silverの「S2 運用管理 - S2.5 基本的な運用管理作業(VACUUM、ANALYZEの目的と使い方)」からの出題です。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2015年1月28日
ANALYZEはテーブルの内容に関する統計情報を集計します。その結果は問い合わせプランナが最適な実行計画を作成するために利用されます。
ANALYZEはテーブルの読み取りロックのみを必要とするので、テーブルに対する他の作業と並行して実行することができます。
巨大なテーブルでは、すべてのデータを解析するのでなく、ランダムなサンプリングを行います。従って、巨大なテーブルでも短時間でANALYZEを行うことができます。
ANALYZEはANALYZEコマンドを実行するか、VACUUMコマンドにANALYZEオプションを指定することで実行できます。何もオプションをつけなければデータベース内の全テーブルが対象になりますが、オプションでテーブル名、あるいはテーブル名と列名を指定して、特定のテーブル、あるいはテーブルの特定の列だけを対象にANALYZEすることもできます。
ANALYZEの結果は問い合わせの性能に大きな影響を与えるので、テーブルの内容に大きな変化があったとき、例えば大量のデータをロードしたり、更新した時などは、その都度、ANALYZEを実行することが望ましいです。また、毎日1度、夜間などデータベースがあまり利用されていない時間に定期的に実行するのが一般的です。もちろん、全く更新のないテーブルでは、ANALYZEを1度だけ実行すれば、その後は実行する必要はありません。
従って、正解はCとEです。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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