今回は、Silverの「S2 運用管理 - S2.5 基本的な運用管理作業(自動バキュームの概念と動作)」からの出題です。
自動バキュームは定期的に起動され、データベース内のすべてのテーブルについてバキューム処理を実行する。
自動バキュームを実行しなくても データベースを運用することは可能だが、実行することが強く推奨されている。
自動バキュームを実行する設定の場合、手作業のバキューム処理は実行しない方が良い。
自動バキュームはデータベースの負荷が比較的小さい時にのみ起動する。
自動バキュームはバキューム(VACUUM)だけでなく、ANALYZE処理も自動的に実行する。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2015年3月10日
自動バキュームは、常時存在する自動バキュームランチャというデーモンから、自動バキュームワーカが定期的に起動されることで実行されます。一定時間おきに自動的に起動され、サーバの負荷状況などは考慮されません。自動バキュームはVACUUMとANALYZEの処理を行いますが、処理の対象となるのは更新の量が一定のしきい値を超えたテーブルだけです。
自動バキュームはデフォルトで実行されるよう適切な設定がされており、PostgreSQLの開発グループもこれを実行することを強く推奨しています。
自動バキュームを実行していれば、手作業でバキュームを実行する必要性は低くなりますが、大量のデータを更新あるいは削除した直後など、バキュームの実行が望ましい場面はあります。
従って、正解はBとEです。
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