今回は、Silverの「S2 運用管理 - S2.5 基本的な運用管理作業(テーブル単位の権限、GRANT/REVOKE)」からの出題です。
テーブルtestを参照することも更新することもできない。
テーブルtestを参照することはできるが、更新することはできない。
テーブルtestを参照することも更新することもできる。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2015年6月29日
データベース上の権限付与にはGRANTを使います。GRANT文の基本的な構文は、
GRANT (付与したい権限) ON (対象オブジェクト) TO (付与相手);
です。付与相手としては、ユーザ名、ロール名を個別に指定する他に、PUBLICを指定して、全ユーザに権限を付与することができます。
付与した権限を剥奪するにはREVOKEを使います。GRANTのTOがFROMに変わることを除けば、GRANT文と同じ構造をしています。
例題の3番目のREVOKE文でfooからSELECTの権限を剥奪していますが、注意すべきは、これはあくまでも、fooに個別に付与された権限に関するものだということです。例題では、fooに対して個別にSELECTをGRANTしてはいないので、実際には何も起こりません(エラーにもなりません)。PUBLICに対して付与された権限は引き続き、有効です。
従って、正解はDです。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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