今回は、Silverの「S2 運用管理 - S2.4 バックアップ方法(各種バックアップコマンドの使い方)」からの出題です。
pg_basebackupコマンドはポイントインタイムリカバリ(PITR)のためのベースバックアップを作成することができる。
psqlコマンドはテキスト形式のバックアップからリストアすることができる。
pg_restoreコマンドはバイナリ形式のバックアップからリストアすることができる。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2020年1月16日
pg_dumpはデータベースクラスタ内の1つのデータベースについてバックアップを作成するコマンドです。出力ファイルのフォーマットは -F オプションで指定しますが、テキスト形式、バイナリ形式いずれの出力も可能です。
pg_dumpallはデータベースクラスタ全体のバックアップを作成するコマンドで、pg_dumpでは取得できないグローバルオブジェクト(ユーザ情報など)も出力できます。出力ファイルのフォーマットはテキスト形式のみです。
pg_dumpやpg_dumpallが出力するテキスト形式のバックアップファイルは、テキストエディタなどで内容を見ることができますが、CREATE TABLEなど、データベースオブジェクトを作成するためのSQLが記述されているスクリプトになっており、これはpsqlコマンドを使ってリストアします。
pg_dumpで作成したバイナリ形式のバックアップファイルは、pg_restoreという専用のコマンドを使ってリストアします。
pg_basebackupはデータベースクラスタの物理的なバックアップを作成するコマンドで、それをPITRやストリーミングレプリケーションの開始点とすることができます。
間違っているものを選ぶ問題なので、正解はBです。
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