今回は、Silverの「S2 運用管理 - S2.5 基本的な運用管理作業(データベースユーザの追加、削除、変更方法)」からの出題です。
ユーザのパスワード
ユーザのパスワードが無効になる日時
新しいユーザを作成する権限の有無
データベースクラスタに接続する権限の有無
データベース内に新しいテーブルを作成する権限の有無
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2018年6月11日
ALTER USERコマンドは、 ALTER USER ユーザ名 オプションの形式で使用し、ユーザの属性や権限などを変更することができます。指定できる属性や権限はCREATE USERで指定できるものと同じです。
オプションで PASSWORDを指定することで、ユーザのパスワードを設定あるいは変更できます。
オプションで VALID UNTILを指定することで、ユーザのパスワードが無効になる日時(タイムスタンプ)を設定あるいは変更できます。
オプションで CREATEROLE あるいは NOCREATEROLEを指定することで、新しいユーザを作成する権限の有無を変更できます。
オプションで LOGIN あるいは NOLOGINを指定することで、データベースクラスタに接続する権限を変更できます。
データベース内に新しくテーブルを作成するには、スキーマに対するCREATE権限が必要ですが、これにはGRANTコマンドを使って権限を付与します。ALTER USERでは設定できません。なお、デフォルトインストールでは全ユーザがpublicスキーマにCREATE権限を持っているため、データベースに接続できれば、誰でもテーブルを作成できます。
従って正解はEです。
PostgreSQLではALTER USERは内部的にALTER ROLEを実行しますので、マニュアルはALTER ROLEの項を参照してください。またオプションの詳細についてはCREATE ROLEの項を参照してください。
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