今回は、Silverの「S2 運用管理 - S2.5 基本的な運用管理作業(自動バキュームの概念と動作)」からの出題です。
削除済みのタプル領域を回収する。
テーブルの統計情報を取得する。
大量のタプルの挿入・削除・更新が行われたテーブルを検査する。
データベースの負荷が小さくなったときに自動的に起動する。
データベースの負荷が大きいときは起動が抑制される。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2018年8月7日
自動バキュームはテーブルのVACUUMとANALYZEを自動的に実行する機能で、デフォルトで有効化されており、また有効にすることが強く推奨されています。 VACUUMはタプルの更新または削除によって使用されなくなったデータ領域を回収する機能で、自動バキュームではVACUUMを開始するための閾値となる更新・削除のデータ量を指定することができます。
ANALYZEはテーブルの統計情報を取得して問い合わせの計画の最適化のもとにする機能で、自動バキュームではANALYZEを開始するための挿入・更新・削除のデータ量を指定することができます。
自動バキュームは、常時稼働している自動バキュームランチャと、ランチャから起動される自動バキュームワーカプロセスから構成されます。ランチャは一定時間おきにワーカを起動し、ワーカは更新量の多いテーブルが見つかれば、そのテーブルに対してVACUUMおよびANALYZEを実行します。つまり、ワーカプロセスは一定時間おきに起動されますが、実際にVACUUMが実行されるのはテーブルのデータ更新が一定量を超えたときで、その時点のデータベースの負荷は関係がありません。
従って正解はA、B、Cです。
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