PREPARATION
受験対策

Silverの例題解説
「S2.3 設定ファイル(postgresql.conf)」

今回は、Silverの「S2 運用管理 - S2.3 設定ファイル(postgresql.conf)」からの出題です。

例題

2.98

postgresql.conf の記述方法について、正しいものを2つ選びなさい。

  1. 論理型のパラメータで真を表す値として、on、true、t、yes、y などが使用できる。
  2. 数値型のパラメータの値は、読みやすくするため 12,345 のように3桁ごとにカンマを入れて記述する。
  3. 時間の単位にはms(ミリ秒)、s(秒)、m(分)、h(時間)、d(日)があり、大文字と小文字は区別されない。

  4. メモリの単位は B、kB、MB、GB、TB があるが、キロバイトの k だけが小文字、他はすべて大文字で記述する。

  5. 時間やメモリのパラメータ値を記述するとき、単位を省略して数値だけ記述すると、それぞれデフォルトとしてミリ秒、バイトが使用される。

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2019年11月13日

解答と解説

論理値型のパラメータ値としては、on、off、true、false、yes、no、1、0
が大文字・小文字の区別なしに使用でき、さらに、曖昧でなければ、これらの先頭の数文字を省略形として使うことができます。すなわち、on、true、yes、1の他に、t、y
なども真を表します。o だけだと on か off かが曖昧ですので不可です。
数値型のパラメータでは、数字と小数点(浮動小数点型のパラメータの場合)を使うことができますが、桁区切りのカンマを使用することはできません。
時間やメモリを記述するパラメータの単位は大文字と小文字を区別し、時間の単位はすべて小文字、メモリの単位はキロバイトの k
が小文字で他はすべて大文字です。また、分を表す単位は m ではなく min です。
デフォルトの単位は一律ではなくパラメータ毎に決まっていて、その設定は pg_settings.unit に格納されています。psql でデータベースに接続して、
select name, unit from pg_settings where unit is not null;
などとすれば確認できますが、デフォルトの単位は様々です。ただし、例えばデフォルトの単位が kB のパラメータでも、パラメータ値に単位を付けて
‘1 MB’ と記述すれば、1メガバイトに設定できます。


したがって正解はAとDです。

例題解説についてのご質問やご意見は以下からご連絡ください。

※本例題および解説は、例題作成者から提供されたものです。実際の試験問題とは異なります。
※実際の試験問題に関するお問い合わせについてはご回答いたしかねます。あからじめご了承ください。

企業の基幹システムや業務システムでの
OSS-DBの採用がますます拡大している中、
昇格・昇給・就職・転職に必ず役立つ認定資格になります

OSS-DBの受験対策

受験の学習をサポートする情報や対策に役立つ情報をご紹介

例題解説

例題のアーカイブを試験ごとにまとめています。OSS-DB技術者認定試験の学習にお役立てください

学習教材・教育機関ご紹介

OSS-DB認定教材や教育機関について詳しくご説明いたします。

無料技術解説セミナー

受験準備をされていらっしゃる方々を対象に、無料技術解説セミナーの日程をお知らせしています。

OSS-DB道場

OSS-DBやPostgreSQLの知識、技術を得るために役立つ情報の紹介やコラムを公開しています。

応募者全員プレゼント!
オープンソース データベース標準教科書 -PostgreSQL-