今回は、Silverの「S2 運用管理 - S2.5 基本的な運用管理作業(PostgreSQLの起動・停止方法)」からの出題です。
適切なオプションを指定して postgres コマンドを実行することでデータベースを停止する。
適切なオプションを指定して pg_ctl コマンドを実行することでデータベースを停止する。
kill コマンドなどを利用して postgres プロセスに適切なシグナルを送信することでデータベースを停止する。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2022年5月18日
PostgreSQLデータベースを起動するには、postgresコマンドを実行します。ただし、通常はプロセスをバックグラウンドで実行したり、データベースクラスタのディレクトリを指定したり、ログファイルの出力を指定したりなど複雑なオプションが必要になります。
pg_ctl コマンドに start のオプションをつけて実行すると、間接的にpostgresコマンドが実行され、簡単にデータベースを起動することができます。 データベースを停止するには、スーパーバイザーとして動作しているpostgresプロセスにシグナルを送信します。
停止の方法は送信するシグナルの種類によりますが、SIGTERMならスマートシャットダウン、SIGINTなら高速シャットダウン、SIGQUITなら即時シャットダウンとなります。
Linuxなどでは、postmaster.pidに記載された番号のプロセスにkillコマンドでシグナルを送ることでこれを実現できますが、より簡便にはpg_ctlコマンドをstopのオプションをつけて実行することで、シグナルが送信されてデータベースを停止できます。
postgresコマンドはデータベース起動のためのコマンドで、停止のためには利用できません。
間違ったものを選ぶ問題なので、正解はCです。
例題解説についてのご質問やご意見は以下からご連絡ください。
※本例題および解説は、例題作成者から提供されたものです。実際の試験問題とは異なります。
※実際の試験問題に関するお問い合わせについてはご回答いたしかねます。あからじめご了承ください。
© EDUCO All Rights Reserved.