PREPARATION
受験対策

Goldの例題解説「障害対応」(Ver.2.0)

このページでは例題「障害対応」のアーカイブを試験ごとにまとめています。
OSS-DB技術者認定試験の出題範囲に含まれる技術分野の学習にお役立てください。

修正等により、例題番号が連番ではない場合がございます。あらかじめご了承ください。

[障害対応 - 起こりうる障害のパターン] から

4.08

共有メモリが不足して、サーバがダウンしてしまった時の対策として正しいものは次のうちどれか。

A. maintenance_work_memで適切なメモリ領域を設定する

B. shared_buffersで適切なメモリ領域を設定する

C. autovacuum_work_memで適切なメモリ領域を設定する

D. pg_resetwalを用いてWALファイルを整合性のある状態に復旧し、PostgreSQLを起動する

E. work_memで適切なメモリ領域を設定する

 例題解説の提供:株式会社デージーネット OSS研究室 奥原 章太 氏

[障害対応 - 破損クラスタ復旧] から

4.07

操作ミスによってリレーションが消失することを想定した対策または復旧を行う際に、実施すべき内容として正しいものを全て選択しなさい。

A. ミラーリングによって、ディスクの複製を作成しておく。

B. pg_basebackupによって、定期的に論理バックアップを取得しておく。

C. PITRによって、操作ミス直前の時間まで巻き戻しを行う。

D. pg_dumpallによって、操作ミス直前の時間まで巻き戻しを行う。

E. wal_levelをminimalからhot_standbyに変更しておく。

 例題解説の提供:株式会社メトロシステムズ 岡野 慎也 氏

[障害対応 - 起こりうる障害のパターン] から

4.06

以下のサーバログに関する説明として、適切なものを1つ選びなさい。
LOG: server process (PID 21334) was terminated by signal 11: Segmentation fault
DETAIL: Failed process was running: SELECT user_func();

A. ユーザ要求によりクエリがキャンセルされた

B. プロセスに対してpg_cancel_backend関数が発行された

C. プロセスに対してpg_terminate_backend関数が発行された

D. OOM KillerによりSIGKILLが発生した

E. user_funcユーザ定義関数によりSIGSEGVが発生した

 

 例題解説の提供:OSS-DBアカデミック認定校 NTTテクノクロス株式会社 OSS-DB Gold 認定者 河原 翔 氏

[障害対応 - ホット・スタンバイ復旧] から

4.05

2台のサーバでレプリケーションを行い、スタンバイサーバをホットスタンバイとして稼動させる。
サーバ間の通信が一時的に遮断し、その後に復旧した場合の説明として、適切ではないものを2つ選びなさい。

A. レプリケーションの方式が同期か非同期かにかかわらず、通信が遮断中でも、マスタサーバでの参照系クエリは実行可能である

B. レプリケーションの方式が同期か非同期かにかかわらず、通信が遮断中でも、スタンバイサーバでの参照系クエリは実行可能である

C. 同期レプリケーションの場合は、通信が遮断中は、マスタサーバでの更新系クエリは待機させられる

D. 通信復旧後のデータの再同期処理には、アーカイブWALが必須となる

E. 通信復旧後のデータの再同期処理に、アーカイブWALが利用される際は、マスタサーバのGUCパラメータrestore_commandが実行され、スタンバイサーバにアーカイブWALが転送される

 

 例題解説の提供:OSS-DBアカデミック認定校 NTTテクノクロス株式会社 OSS-DB Gold 認定者 河原 翔 氏

[障害対応 - 起こりうる障害のパターン] から

4.04

PostgreSQLへの接続に関して、スーパーユーザでPostgreSQLに接続した際、以下のメッセージが出力された。
FATAL: sorry, too many clients already
このエラーメッセージが出力される原因として適切なものを1つ選びなさい。

A. 同時接続数がmax_connectionsに設定した値を超えた。

B. 同時接続数がsuperuser_reserved_connectionsに設定した値を超えた。

C. 同時接続数がdb_connectionsに設定した値を超えた。

D. 同時接続数が(max_connections - superuser_reserved_connections)の値を超えた。

E. 同時接続数が(db_connections - superuser_reserved_connections)を超過した。

 

 例題解説の提供:株式会社メトロシステムズ 佐藤 千佳 氏

[障害対応 - 開発者向けオプション] から

4.03

あるユーザテーブルの参照時に、以下のエラーメッセージが出力された。
「ERROR: invalid page header in block 0 of relation base/16408/16421」
この時の対処として最も適切なものを1つ選びなさい。

A. データベース全体に対してVACUUMを実行する

B. 該当のテーブルファイルを削除し、PostgreSQLを再起動する

C. zero_damaged_pages を on に設定して再度テーブルを参照する

D. 該当のシステムテーブルに対してCLUSTERを実行する

E. PostgreSQLをシングルユーザ状態で起動し、該当のテーブルに定義されたインデックスに対してREINDEX INDEXを実行する

 

 例題解説の提供:OSS-DBアカデミック認定校 NTTテクノクロス株式会社 OSS-DB Gold 認定者 勝俣 智成 氏

[障害対応 - トランザクションログ復旧] から

4.02

PostgreSQLのWALファイルが破損した場合の復旧方法として正しいものを2つ選びなさい。

A. pg_xact領域のファイルをすべて削除し、PostgreSQLを再起動する

B. PostgreSQLを起動したまま、環境変数PGDATAにデータベースクラスタ領域を指定してpg_resetwalを実行する

C. PostgreSQLを停止し、コマンドラインでデータベースクラスタ領域を指定してpg_resetwalを実行後にPostgreSQLを起動する

D. pg_controldataファイルを削除し、PostgreSQLを再起動する

E. pg_resetwalの-xオプションで次のトランザクションIDを指定する場合は、pg_xactディレクトリ内のファイル名で最も大きな数字に1を加えて、1048576で乗算した値を用いる

 

 例題解説の提供:OSS-DBアカデミック認定校 NTTテクノクロス株式会社 OSS-DB Gold 認定者 勝俣 智成 氏

[障害対応 - 破損クラスタ復旧] から

4.01

システムカタログのインデックスに関する説明として、適切ではないものを1つ選びなさい。

A. 共有システムカタログのインデックスは$PGDATA/global内に作成される。

B. システムカタログのインデックスが破損している場合、サーバプロセスが起動時に強制終了する可能性がある。

C. システムカタログの読み込み時にシステムインデックスを無視するにはGUCパラメータのignore_system_indexesを利用する。

D. インデックスの破損範囲が不明な場合に、データベースの全てのシステムインデックスを再構成するためのSQLコマンドはREINDEX SYSTEMである。

E. 共有システムカタログのいずれかのインデックスが破損した可能性がある場合は、必ずスタンドアロンサーバを使用して修復しなければいけない。

 

 例題解説の提供:OSS-DBアカデミック認定校 NTTテクノクロス株式会社 OSS-DB Gold 認定者 河原 翔 氏

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