今回は、Silverの「運用管理 - インストール方法(データベースクラスタの概念と構造)」からの出題です。
Linux/Unixではrootユーザで実行する。
指定のディレクトリにデータベースクラスタが存在していたら、初期化されてしまうので、注意して実行する必要がある。
データベースのデフォルトの文字セットが指定できる。
データベースのデフォルトのロケールが指定できる。
データベースのスーパーユーザのパスワードが設定できる。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2017年3月13日
新しいデータベースクラスタを作成するにはinitdbコマンドを使います。作成されるデータベースクラスタにはinitdbを実行したユーザのみがアクセス権を持つようになるため、データベースの管理者となるユーザが実行しなければなりませんが、rootユーザで実行することはできません(実行しようとしても拒絶されます)。
データベースクラスタは -Dオプション、--pgdataオプション、あるいはPGDATA環境変数で指定したディレクトリに作成されます。指定のディレクトリが存在しなければ作成されますが、ディレクトリが既存の場合は、中身が空である必要があります。ファイルが1つでも存在したらエラーになります。
データベースのデフォルトの文字セットは-Eオプションまたは--encodingオプション、デフォルトのロケールは--localeオプションで指定します。
--pwfileオプションにより、スーパーユーザのパスワードが記述されたファイルを指定する、または、-Wオプション、--pwpromptオプションによりスーパーユーザのパスワードを入力させて設定することができます。
従って、正解はC,D,Eです。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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