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受験対策

Silverの例題解説「運用管理 - インストール方法(initdbコマンドの使い方)」

今回は、Silverの「運用管理 - インストール方法(データベースクラスタの概念と構造)」からの出題です。

例題

1.71

initdbコマンドに関する説明として適切なものを3つ選びなさい。

  1. Linux/Unixではrootユーザで実行する。

  2. 指定のディレクトリにデータベースクラスタが存在していたら、初期化されてしまうので、注意して実行する必要がある。

  3. データベースのデフォルトの文字セットが指定できる。

  4. データベースのデフォルトのロケールが指定できる。

  5. データベースのスーパーユーザのパスワードが設定できる。

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2017年3月13日

解答と解説

新しいデータベースクラスタを作成するにはinitdbコマンドを使います。作成されるデータベースクラスタにはinitdbを実行したユーザのみがアクセス権を持つようになるため、データベースの管理者となるユーザが実行しなければなりませんが、rootユーザで実行することはできません(実行しようとしても拒絶されます)。

データベースクラスタは -Dオプション、--pgdataオプション、あるいはPGDATA環境変数で指定したディレクトリに作成されます。指定のディレクトリが存在しなければ作成されますが、ディレクトリが既存の場合は、中身が空である必要があります。ファイルが1つでも存在したらエラーになります。
データベースのデフォルトの文字セットは-Eオプションまたは--encodingオプション、デフォルトのロケールは--localeオプションで指定します。

--pwfileオプションにより、スーパーユーザのパスワードが記述されたファイルを指定する、または、-Wオプション、--pwpromptオプションによりスーパーユーザのパスワードを入力させて設定することができます。

従って、正解はC,D,Eです。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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