今回は、Silverの「運用管理 - インストール方法(データベースクラスタの概念と構造)」からの出題です。
デフォルトでは、template0とpostgresの2つのデータベースが存在している。
デフォルトでは、template0とtemplate1の2つのデータベースが存在している。
デフォルトでは、template0とtemplate1とpostgresの3つのデータベースが存在している。
データベースtemplate0は削除できない。
データベースpostgresは削除できない。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2017年4月17日
initdbコマンドでデータベースクラスタを作成すると、その中にはtemplate0、template1という2つのテンプレートデータベースと、postgresという通常のデータベースの合わせて3つのデータベースが作成されます。
createdbコマンド、あるいはSQLのCREATE DATABASE文でデータベースを作成する時、デフォルトではtemplate1のコピーが作成されますが、オプションにより、template0など、他のデータベースを指定することが可能です。
template0はシステムの標準オブジェクトのみが含まれる読み取り専用のデータベースで、削除することができません。template1は必要に応じて書き込みが可能で、またデータベース自体を削除(DROP DATABASE)することも可能です。
postgresはデフォルトで存在する通常のデータベースで、その存在を前提とするサードパーティ製品がいくつかありますが、やはり、削除してもシステムとしては問題ありません。
従って、正解はCとDです。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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