今回は、Silverの「運用管理 - インストール方法(データベース管理用コマンドの使い方)」からの出題です。
データベースクラスタを新規作成するには pg_ctl initdb を実行する。
データベースを停止するには pg_ctl shutdown を実行する。
データベースを再起動するには pg_ctl restart を実行する。
起動や停止の対象となるデータベース名を -D オプションで指定する。
停止時にデータベース接続中のセッションの処理をどうするかを -m オプションで指定する。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2017年6月19日
pg_ctlコマンドを使用することで、データベースクラスタの初期化や起動終了など様々な制御をすることができます。pg_ctlの直後に何を実行するかを指定するサブコマンドを記述し、その後で様々なオプションを記述できます。
データベースクラスタを新規作成するにはpg_ctlを使わなくても、直接initdbコマンドを実行することでも可能ですが、pg_ctlにinitまたはinitdbをサブコマンドとして指定しても同じことができます。
データベースクラスタを起動するにはstart、停止するにはstop、再起動するにはrestartをサブコマンドとして指定します。
処理の対象となるデータベースクラスタがあるディレクトリを -D オプションで指定します。省略したときは、環境変数PGDATAで指定したディレクトリが使用されます。
データベースクラスタを停止するときは、接続中のセッションをどうするかによって終了モードを -m オプションで指定できます。終了モードは smart, fast, immediate の3種類があり、PostgreSQL9.4まではsmartがデフォルトでしたが、9.5からfastがデフォルトになっています。
従って、正解はA、C、Eです。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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