今回は、Silverの「運用管理 - 標準付属ツールの使い方(データベース管理用コマンドの使い方)」からの出題です。
データベースのサーバプロセスを実行中のユーザと同じユーザアカウントで実行する必要がある。
データベースのサーバプロセスが実行されているのと同じサーバ上のユーザアカウントで実行する必要がある。
データベース上でCREATEROLE権限を持っているユーザに接続可能なユーザアカウントで実行する必要がある。
新規に作成されるユーザ名は、OS上に存在するユーザアカウント名と同じにする必要がある。
新規に作成されるユーザ名は、OS上のユーザアカウント名とは無関係に決めて良い。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2017年7月14日
createuserコマンドは、OSのコマンドラインから、PostgreSQLに接続して、新規にデータベースユーザを作成することができるコマンドです。
接続先のデータベースクラスタは、コマンドラインオプションの-h(または--host)と-p(または--port)の組み合わせで指定し、接続時のユーザ名は-U(または--username)で指定します。これらを省略したときには、環境変数などで決まるデフォルト値が使用されます。
接続先のデータベースは、-hオプションで指定したホスト上で動作しておれば良く、必ずしも同じサーバ上でなくてもcreateuserを実行することができます。また、接続するデータベースユーザがスーパーユーザもしくはCREATEROLE権限を持っていれば良いので、必ずしもサーバプロセスと同じユーザで実行する必要はありません。
データベース接続時のユーザ認証の方法は環境によって様々ですが、CREATEROLE権限があるユーザで接続できないことには、createuserコマンドを実行することはできません。
作成するデータベースユーザのユーザ名は、OSのユーザ名とは全く関係なく使用することができます。
従って、正解はCとEです。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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