今回は、Silverの「運用管理 - 設定ファイル(postgesql.conf、クライアント接続デフォルト)」からの出題です。
コマンドが検索されるディレクトリを設定する。
テーブルが作成されるスキーマを設定する。
ビューが作成されるテーブル空間を設定する。
インデックスが検索されるテーブル空間を設定する。
ストアドファンクションが検索されるデータベースを設定する。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2017年10月16日
PostgreSQLで作成されるテーブルやビューなどのオブジェクトは何らかのスキーマに所属します。オブジェクト名を参照するとき、スキーマ名とオブジェクト名をピリオドでつないで「スキーマ名.オブジェクト名」の形式で指定するのが正式ですが、スキーマ名は省略することができて、そのときにスキーマを検索する順番を指定するのに使われるのがsearch_pathというパラメータです。
search_pathのデフォルトは "$user", public となっていて、ユーザ名と同じ名前のスキーマが最優先、次がpublicスキーマです。SELECTなどでオブジェクトを検索するときは、対象となるオブジェクトがそのスキーマにあるかどうかを順に調べ、最も優先度の高いスキーマにあるオブジェクトを使用しますが、CREATE TABLEなどでオブジェクトを作成するときは、それぞれのスキーマが存在するかどうかを順に調べ、存在するスキーマの中で最も優先度が高いところに作成します。
従って、正解はBです。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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