今回は、Silverの「運用管理 - 設定ファイル(postgresql.conf:エラー報告とログ取得)」からの出題です。
log_durationをtrueに設定すれば、SQL文と実行に要した時間がログ出力される。
log_min_duration_statementを0に設定すれば、SQL文と実行に要した時間がログ出力される。
log_statementをallに設定すれば、SQL文と実行に要した時間がログ出力される。
log_statement_durationをtrueに設定すれば、SQL文と実行に要した時間がログ出力される。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2017年11月13日
PostgreSQLではログ出力に関する様々なパラメータがあり、それをpostgresql.confに設定することで、何をどのような条件のときに出力するかについて細かい制御をすることができます。
log_durationにはtrue/falseの論理値を設定し、trueに設定するとSQL文の実行に要した時間を出力します。ただし、このパラメータだけ設定しても、SQL文自体は出力されません。
log_min_duration_statementには整数値を設定し、指定したミリ秒以上を要したSQL文と実行時間を出力します。0に設定すれば、すべてのSQL文について出力されます。出力しないようにするには、負の値を設定します。
log_statementは実行したSQL文のうち、どの種別のものをログ出力するかについて設定するもので、none, ddl, mod,allなどを指定します。log_durationと組み合わせれば、各SQL文の実行時間がわかりますが、log_statementだけでは実行時間は出力されません。
log_statement_durationというパラメータはありません。
従って、正解はBです。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
採用になった方にはLPI-Japanオリジナルの記念品を贈呈します。
※試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。
© EDUCO All Rights Reserved.